太古の地球にあったという超大陸パンゲアが２つに分裂した頃に起源があるという石灰岩。1億6000年も前のジュラ紀のもので、化石が入ってることがあるという。そんな石を使って作ったこのランプ。

図面を見た石材加工職人には最初はこんなの出来ないよーと言われた。
穴を開けた短い筒を何本か繋ぐなら可能と。まるで竹のようになってしまう。そこで諦める訳にはいかない。こちらのアイデアを丁寧に伝えると、「出来るかどうか分からないがやってみましょう」と言ってもらえた。
数週間後、思い描いていた姿で石の支柱が届いた。イエィ！

シェードを受ける真鍮の支柱を組み合わせ、そこに少し大ぶりな、でもスッキリとした形状のシェードを合わせる。

”おとなTRUCK“と言いながら進めてきたS.T,N.E.。
このランプの佇まいは自分のおとな度合いを少し、いや、だいぶ超えているというのが完成時の感想。
でも恐れず、毎日の生活でソファの横に置いて使ってみると、これが何ともいい。おとな度を上げてもらえたのか親しみを持つようになり、そのうち自然な存在となった。
撮影のために持ち出して、代わりのランプを置くと、それはそれだけどなぁ、と少し寂しく思った。すっかりその存在がいい意味で普通になっていた。

スッとした容姿だが、それは石。石らしくズッシリと重い。そこがまたいい。

φ460 H1220 mm
シェード／コットン
本体／ライムストーン
付属電球／普通電球（ホワイト）100V 60W E26× 1個
ターンスイッチ／ON・OFF