PLACE SHELF / HOME BAR
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¥ 187,000 (税込)
サイズ W830 D260 H1000 木部カラー SOLID NATURAL -
¥ 187,000 (税込)
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サイズ W830 D260 H1000 木部カラー SOLID NATURAL
PLACE SHELF / HOME BAR
村上春樹さんの小説をよく読んでいた高校生くらいの頃、話に出てくる全ての曲を“知っていないといけない”と感じ、すぐに聴いて”知った“ことにしたかった。 もちろんApple Musicなどない80年代、走り回らないとすぐには聴けない。思い立ったらすぐ行動でいつもレンタルレコード屋を何軒も回って見つけて聴く。同じく、何かで見聞きした本はすぐにチェックしたい。いつも何軒もの本屋に電話して在庫があるかを確認して駆けつける。以降、ビールを当たり前のように昼間から飲む“気分” やカウンターでウイスキーを飲むなど、 “気分”が目的で背伸びしていた。昼間にカフェ的なとこで本を読みビールを飲むなんてことを実践していることに満足していた。
それらは気になったらすぐに自分で確認したいと思う好奇心と行動力の分かりやすい表れで、今でも何ら変わらず同じようなことをしてるなぁと思う。そしてそんな動きがあったから今があるようにも思える。
この棚に並ぶいろんな種類のアルコール類も、それぞれにちょっとしたきっかけがあって、気になって手を出し、扉を開けてきた軌跡とも言える。
焚き火バーではスコッチのスモーキーさがよく合う。ロサンゼルスでの焚き火ではそれがメスカルに変わることが多かった。ジョージ クルーニーが作ってるテキーラ。東京で本屋さんをしていた人が千葉で薬草を育てて蒸留を始めた話を何かで読むとすぐに試してみる。イタリアンでの食後酒を経験してみる。グラッパ、リモンチェッロ、アマーロ。あちこちに出来たクラフトジンも気になる。クラフトラムやクラフトバーボン、焼酎にワインといろんな世界が広がっている。
何が好きかというと、どれもみな作り手がいて、それぞれ思いがあって作っていること。それを思うとグッとくる。そこが一番うれしい。 数年前に見た映画“ワイン コーリング”も素敵だった。新しい自由な考えを持ったワインの作り手が自分達のフィロソフィーで業界の“ルール”なんか気にしないで日々、自分達のワインを作っている。時にはギターを弾いたりしてる姿が楽しそうでよかった。飲むならこんな人達が作ったワインを飲みたいと思った。日本酒のお店のメニューで、日本のあちこちの酒蔵の話が書かれてるのを見ると、これだけの作り手がそれぞれの思いを込めて作ってるんやなぁと感慨深くほろっとくる。同じように焼酎でもそう。もちろんウイスキーにワインと日本でも多くの人々がいいものを作ろうと日々挑んでいる。それを思うだけでグッとくる。
そんなこんなで、瓶の数が増えていくのはしょうがない。それらを並べる棚が必要だ。
アメリカで目にするホームバーと呼ばれる家具がある。酒周りのものを収納しつつ、グラスに注いだりするカウンターを兼ねることもある。そんな棚を削ぎ落とした形で作ったのがこの棚です。
メスカルの扉を開けてくれた友人がお気に入りのボトルを送ってくれた。早速試してみながらメッセージを送った。「これを飲みながら何を食べるん?」その答えが「僕はこれと音楽があれば朝までいけます。」
かー!何と!カッコよすぎ。その友人のセリフでもう1つ記憶に刻まれているのが、テキーラ アネホの飲み方の表現、「sipping ではなくkissing 」。よく映画で見るテキーラを飲むシーン、小さなグラスに注ぎ、カンッと鳴らして一気飲みっていうのではなく、ほんの少しずつゆっくり楽しむものらしい。
さて、そろそろ明かりを絞って音楽を選び、今宵はどの瓶にしようかな。
W830 D260 H1000 mm
ナラ無垢材
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木部カラー :